アダプテッド・スポーツとは?

アダプテッド・スポーツは、2003年頃から日本で使われているようになった言葉です。アダプテッド・スポーツの「アダプテッド」には「適応する」という意味があります。つまり、アダプテッド・スポーツは「その人に合わせてスポーツをする」という考え方・方法論です。年齢や性別、障害の有無に関わらず、運動・スポーツをする人がどのような特性があるのか、それを踏まえてその人がどうしたら運動・スポーツを楽しむことができるかを考えることが大切な視点になります。運動・スポーツをする人に合わせて道具や関わる人、ルールや環境を柔軟に変更して、誰もが運動・スポーツを楽しむことを目的としています。

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パラスポーツとの違いは?

パラスポーツは、障害者のためにルールや道具が変更されたスポーツのことです。車いすバスケットボールやシッティングバレーボール、ボッチャなど、すでにルールや道具が決まっています。しかし、アダプテッド・スポーツはそのスポーツに参加する人の特性に合わせて、道具や関わる人、ルールや環境を柔軟に変更する考え方です。普段行っているスポーツで、どのようにすれば自分と特性の違う人が同じようにスポーツを楽しむことができるか、という工夫の違いです。

アダプテッドの概念図

アダプテッドの概念図
2020年度スポーツ庁委託事業「障害者スポーツ推進プロジェクト成果報告書」をもとに作成 

アダプテッド・スポーツの理念や考え方について詳しく学ぶ!(リンク)